防災設備というものはどのような物があるか知ろう

今年は東日本大震災もあり、例年になく防災に関する意識が高まっていると思います。一口に防災設備と言っても、消火器のような小さなものからビルの耐震装置のような大きなものまで、さまざまな物があります。ここでは、防災設備とはどのようなものかについて記載したいと思います。

防災設備を区分する一つの方法としては、どのような法令に基づいているかについて整理すると分かり易いかと思います。

防災設備は建築基準法を根拠とした建築防災設備と消防法を根拠とした消防設備に分けて説明するのが分かり易いでしょう。以下、法令用語が出てきますので、難解になるかも知れませんが、できるだけ分かり易く説明したいと思います。個々の具体的な設備に関する説明は後にしまして、種類と名称についての概要は以下のとおりです。

建築防災設備にはどのようなものがあるかと申しますと、排煙設備、非常用エレベーター、防火戸、防火ダンパー、防火シャッターなどになります。建築防災設備を広く捉えますと、建物を防火的に構成する防火材料、不燃材料、準不燃材料、難燃材料なども含まれます。また、防火施設という呼び方をするものとしては、避難階段、特別避難階段、防火区画なども防災に関する設備として含まれます。建物全体の構造としては耐火建築物、簡易耐火建築物、防火建築物などがあります。これらは主に火災を想定しての設備や施設となりますが、地震に関係するものとしては、耐震構造、免震構造、制震構造が規定されています。

消防法に規定されている設備は、火災に対応する設備です。火災に対応する設備も、消火に関する設備器具、警報に関する設備器具、避難に関する設備器具、消防隊が消火のために使う設備などとなります。消火に関する設備器具の代表的なものとしては、消火器、スプリンクラー設備です。警報に関する設備器具の代表的なものとしては、非常ベル、自動火災報知設備です。避難に関する設備器具の代表的なものとしては、避難はしご、救助袋です。消防隊が消火のために使う設備としましては、連結送水管と呼ばれるものや非常コンセントなどになります。

このように、防災設備と一口に申しましても、実にさまざまな設備や器具があることがおわかりかと思います。中には、初めて聞いた名前もあるのではないでしょうか。

個々の設備の特徴や使い方につきましては、以後それぞれ説明したいと思います。

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